Time is life

毎日笑って過ごします^^

旦那君が、希望と期待を持ちすぎる件

まりん

先日、物忘れ外来へ通院した義母。
義母、物忘れ外来へ - Time is life


これは旦那君の案で、
病院も旦那君が探しました。


私の母もですが、義母も
なかなか新しいことが頭に入らず
自分が言ったことも
すぐ忘れる傾向にあります。


でも、介護職だった私は、
母も義母も認知症ではなく、
年齢による物忘れの範囲と思っていました。


あまりそういう方たちと接触したことのない
旦那君は、


「これはもう認知症。
 診断してもらえば薬なり治療なり、
 対処法があるはず」と。


認知症か、年齢による物忘れか。


認知症の方は、私の実感としては、
・忘れたことを忘れる
・会話のつじつまが合わなくなってくる
・新しいことはどんなことも定着しない
・昔のことや習慣も忘れていく
・さまざまな「常識」が通じなくなる


義母は、新しいことを忘れがちですが、
覚えていられることもあり、
何よりも、自分が忘れっぽかったり
理解度が落ちたことが分かっていて
それを憂いています。


案の定、病院では「問題ない」と診断され、
「通院の必要なし」と帰されました。


さて、旦那君。
今度は義父の歩行が


「水頭症の症状に似ている。
 水頭症なのではないか」


と言い出しました。


違うと思うよ。( ̄ー ̄)


義父があてはまる「症状」というのは、
・歩行がおぼつかない
だけです。


私が介護した水頭症の方の
「歩行がおぼつかない」は
義父の「歩行がおぼつかない」とは
全然違いました。


義父のは、加齢と運動不足からくる
筋力低下にしか見えない。


「水頭症なら手術してもらえば治るはず」


と旦那君は言いますが、


万が一、水頭症だったとしても
手術して、もうすぐ90歳の義父の歩行が
前と同じようになるとは思えません。


以前読んだお医者様が書かれた本に
「皆、医療に幻想を抱きすぎる」
とありましたが、


ほんと、ある一定の年齢以後は、
生活習慣やさまざまな対処法で
維持できる部分はあっても、
やはりどこかに限界はあるはずです。


今の医学をもってしても、
薬や治療で「老化」を
「治す」ことはできない。


義父、90歳目前。
義母、86歳。


今のままで十分しっかりやっていると思う。
立派!


と私は思うのですが、
実の息子の旦那君は「改善」するはず、
いや、「どうにか改善させてあげたい」と
希望を捨てきれないようです。


私が親たちの医療に望むのは、
痛みの緩和、が第一優先かな。


加えて、
不安もとりのぞく声掛けをしてくださると
大変ありがたい、という感じです。



その旦那君と見た、ご近所の紅葉。



ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m