リスクを考えていたら起業はできない?
私的にあまり楽しい話題ではなく
ブログに書くつもりはなかったのですが
どうやら、決着しておらず
このまま継続していく様相なので
いつか、
「そんなことあったねーっ!」
と笑って言えると信じて
義弟夫婦の起業問題を書いておきます。
義弟56歳。
脱サラして個人事業主です。
昨年、本業は続けたまま、
新事業を立ち上げるため
ある不動産物件を買いたい、
と旦那君に言ってきました。
目当ての物件は、2000万円。
自分たち夫婦で資金を工面できなかったので
うちで出してくれないかと。
義弟にも優しい旦那君。
物件を確認し、事業内容を聞き、
2000万、投資すべきではないと判断。
断ったところ、
義父母に話がいきました。
_| ̄|○
義父から一緒に話を聞いてほしいと
旦那君に連絡が入ったのが昨年のこと。
私も一緒に、と頼まれ
義家族に混じって、
事業計画を聞き、
物件の詳細を資料で見せてもらいました。
事業計画は、
素人の私が見ても危うく感じるもので
例えば、物件が手直しなしですぐに使える、
とありましたが、旦那君の目からは
手直しが必要に見えた、とか
年間の人件費を40万で計算しているとか。
(必要な時だけ手配するので
こんなもので済むそう)
何よりも、10歳の子供を抱えた50代が
銀行で融資を断られたから、
全額、親のお金を当てにして起業?
ありえないだろう、
というのが正直な私の感想でした。
親が貯めた資金は、
これから何があるか分からない
親のために使うべきですし、
万が一、それがとん挫したら、
義父母だけでなく、
これから高等教育を受ける姪っこちゃんの
教育費等はいったいどうなるの?!
と言うことで話は
「まず考えるべきは子供のことでしょ!」
となり、決着したかに見えたのですが、、、
今年になって、
「事業計画を見直しました。
もう一度、話を聞いてください」
と言ってきまして。
また集まりました。
事業計画は、
地元密着の信頼できる企業に
たたき台を作り直してもらったとか。
建物の修繕費が200万円ほど上乗せされ、
事業利益は近隣同業者の
事業成績から見積もりを算出したそうで
前回よりも大幅にアップ。
人件費は地元のツテで
手伝ってもらえる見込みが立ったのでと
年40万円のまま。
不動産価格が2000万円から
1700万にディスカウント。
少なく見積もっても年利15%が見込めるので
1900万円借りても
5年以内に増やして全額返済できると。
(両親の年齢を考え、5年以内と返済を急ぐそう)
事業とは関係のない子供の学費については
ちゃんと別建てで貯蓄しているので大丈夫。
むしろ、子供のために
この不動産を取得し残したい意向。
義弟妹とも「成功間違いなし!」と
力説するので、
臆病な私は、
・資金繰りが苦しくなった時
今まで頼っていた義父母に
(頼っているのです。ほぼ返済せず今に至る)
頼れなくなった場合、どう資金調達するのか
・地震や豪雨などの天災、
コロナなどの緊急事態で
収益が見込めなくなったらどうするのか
・それぞれ本業を持っている夫婦2人のうち
1人が働けなくなった場合、
本業、新事業と荷物を多くした状態で
本当に借金返済や生活は大丈夫なのか
等々、思わず口を出してしまったのですが、
(小姑丸出し)
2人に、
「お義姉さん!
リスクばかり考えていたら
起業なんてできません!!」
と言われてしまいました。
確かに。
リスクばかり考え、怖がっていたら
大きなことにはチャレンジできないでしょう。
が、リスクありの冒険は、
気力体力、時間もある(はずの)
20代、30代くらいまでなのでは。
やり直せる可能性や時間が少ないと思われる
50代も半ばを過ぎたら、
リスク管理も含めたチャレンジであるべきだと思うのです。
ましてや、自分資金ではなく、
親や親族に頼ろうとしているのですから。
そんなことを考えるのも
臆病すぎて論外なのか?
親のために5年で返済するとは言いますが
義父はもうすぐ90歳です。
返済前に施設に入るとか、
まとまった資金が必要になったら
どうするつもりなのでしょう。
結局、この日は、
以前、融資を断られた金融機関に
もう一度、練り直した計画を持って行って
内容を精査してもらってくれ、
という義父と旦那君の言葉で終わりました。
銀行の判断や、いかに。
その義妹ちゃんからお土産。
義妹ちゃん、ありがとう。
うるさい小姑でごめんよ。
とは言え、、、ねぇ(;一_一)
義実家へ差し入れ。
・五目豆(義父が食べにくい鶏ひき肉を入れたのでとろみをつけました)
・さつまいも茶巾しぼり
・ゆで芽キャベツ
・切干大根の煮物
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m


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