先日アップした記事で、思い出した方がいます。
ふくよかなボディ - 乳がん手術後の生活あれこれ

ある日、サービスの始まるお客様宅にお邪魔したときのこと。
介護を必要とされていたのは、ご夫婦2人暮らしの奥様。
ベッドで寝ていらっしゃいましたが、普通のシングルベッドいっぱいをふさぐほどの巨体でした。
ご入院後、退院はしたものの自力で起き上がれなくなってしまったとのこと。

奥様が寝ていらっしゃるベッドの隣、旦那様のベッドを撤去して介護ベッドが入っていました。
介護ベッドにはすでにシーツも装着済みで、ケアマネさんが奥様を介護ベッドに移したいと。
ケアマネさん、訪問看護、訪問介護（私です）、福祉用具の方。
4人でベッドの四隅にあがり下に敷いていたシーツごと持ち上げて移動しました。
移動していただいてから、2人が体を支え、2人が奥様の下から古いシーツを引き抜きます。
無事にシーツを引き抜くことができて枕をセットして任務完了です。

その後、サービスさせていただきましたが、奥様、目に見えて認知機能が衰えていきました。
最初は会話ができていたのですが、だんだん言葉が出なくなり、
そのうち、何をお話ししても「はい」しか言わなくなってしまいました。

階段しかない団地の上の階だったので、ディサービスは送迎ができないと断られたとのこと。
階段しかないお宅で動けない方となると、一人対応の場合はたいていは職員が背負います。
ディサービスにも行けず、動くこともできず、外も見えないベッドの上で一日。
テレビやラジオの視聴も読書の習慣もないとかでずっと静かなお部屋で横になっていらっしゃいました。

どんなささいなことでも、五感を使って、自分の体を使って、
毎日刺激を与え続けることが認知機能維持にも大切なことですね。

そして、大きな体の方もそうでない方も、ずっとご自分で動けるように！
筋力鍛えて、元気に過ごしましょう！！

娘Bのアルバムから。
以前訪れた「箱根　星の王子さまミュージアム」。
閉園とのこと。残念です。

ここまでお付き合いいただいた方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m