韓国ミュージカル「マリ・キュリー」
このGW期間、有料チャンネルの衛星劇場が韓国ミュージカル特集を放送してくれました。
5/3(火)「マリー・アントワネット」
5/4(水)「モンテ・クリスト伯」
そして、本日5/5(木)が、私的には初視聴になる「マリ・キュリー」。
二度のノーベル賞を受賞した才媛が主人公のミュージカルです。
おそらくご本人がそういう生活だったのでしょう。
舞台はほとんどが暗く狭い実験室の中、マリは髪をひっつめ、終始黒い服で鬼気迫る様子でひたすら実験を繰り返します。
「女性」であることと「ポーランドからの移民」であるという二点で迫害し続けられ、共同実験者であったにもかかわらず、一度目のノーベル賞受賞時には夫の名前だけが呼ばれ、彼女は「妻、キュリー夫人」とだけ。
放送時、一緒に観ていた娘Aは早々に自室へとんずらし、娘Bはパソコンで大学の課題をしながらのチラ見、旦那君は途中から寝落ち(^^;;;
わかります。ロマンスも冒険も怪人も出てこない。
この作品は、弛緩しきった連休中に、無料で(回線に便乗できた我が家では)、気楽に鑑賞するような作品ではなかったのです。
私は襟を正して真剣に鑑賞させていただきましたが、
骨太の素晴らしい作品でした!
実績を積んだ後ですら、女性というだけでアカデミーへの入会が認められず、娘を授かった後には母親としての義務を怠って実験ばかりしていると誹謗される。
発見したラジウムの有毒性に気づき苦悩しながらも有益性も信じ続けて歩みを止めない。
最後に娘が読み上げる遺言は史実なのでしょうか。
伝記を読んでみようと思いました。
それにしても韓国!
ミュージカル界も大変活況です。
次から次へとオリジナルの作品を作り上げて自国のみならず他国でもヒットさせています。
しかも、役者さんたちが歌も演技も大層うまいっ!
まさか原子番号88ラジウムに捧げる歌で泣く日が来るとは、、、(´;ω;`)
韓国ミュージカル界、日本ともども更なる躍進を期待しています!
そして、衛星劇場さん、またよろしくお願いいたします!!
ここまでお読みいただいた方、ありがとうございましたm(_ _)m
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