「すずめの戸締り」を読んで気づいたこと
先日、ブックサンタで、新海誠監督の最新作「すずめの戸締り」のノベライズを選びました。
ブックサンタに初参加 - 乳がん手術後の生活あれこれ
選ぶ前に自分でも読んでみました。
- 小説 すずめの戸締まり (角川文庫)
- KADOKAWA
- Digital Ebook Purchas
作、新海誠とありましたが、文章はおそらくライターさんが書いたものでしょう。
失礼ながら、私は新海監督作品を何作か拝見しましたがあまり感情移入できず。
ノベライズも、ブックサンタという機会がなかったら手にとらなかったと思います。
今回も、私的にはお話、文章ともにつっこみたいところがありましたが、それは私の嗜好と今の年齢が作用しているのでしょう。
私が10歳の男の子だったら、椅子がしゃべって、跳ねて、ヒーローのように活躍していたら楽しく笑いながら、自分も心の中で一緒に戦うかも。
また12歳の女の子だったら、高校生のお姉さんが1人(?)で旅をして、自分ではない他の誰かのために全力で頑張っていたら、未来の自分と重ねあわせてページをめくる手が止まらないかも。しかもイケメン(?)とのほのかな恋というときめきも味わえます。
ということで、この本を選ぶことにしたのですが、一つだけ気になったことが、主人公の物語の起点が東日本大震災にあったことです。
震災当時の描写がところどころに出てきます。
読んで、当時を思い出して怖くなったりしないかな、、、と思ったところで気づきました。
生まれていなかったのです。今の小学生たち。
遠く離れた関東にも大きな影響のあったあの日。
ドンッと地響きがして地面が大きく揺れたとき、首都圏直下の地震だと思いました。
「とうとう来た」と。
でも、違いました。
速報で東北が震源と出て、津波が来たと出て、炎が上がって、原発が危ないと出て。
3月11日はこちらも震えるぐらい冷たく寒い日でした。
体感していないのですね、今の子供たちの大半が。
生まれた土地によっては身近に様々なものを見て、聞いて育っているかもしれませんが、
遠く離れて暮らしていたら「お話の中」でしか知らない世界でしょう。
日本、原発新増設へ転換するようですね。次世代型を建設?
福島の原発も「想定外」によって大惨事となり、今もその処理が終わっていません。
再稼働も追加? それは、未来の日本のために熟考した結果の判断なのでしょうか。
新海誠監督の映画、大ヒットしているとのこと。
こういう題材をしっかりと物語に落とし込み、多くの人に届けて感動を与えることができるということは素晴らしいですね。
翻って自分は、、、
子供たちに希望ある明るい未来を届けるために、私にできることは何でしょう、、、。
少し前になってしまいましたが、娘Bからのシンガポール土産です。
目が回る、、、 - 乳がん手術後の生活あれこれ
ヒジャブとのこと^^ 頭全体を覆うため、日本のスカーフなどよりもずいぶん大きめです。
娘B、どうもありがとう。
日本だけでなく、世界中の子供たちの明るい未来を願います。
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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