手放せない物②「ナンシー・ドルー」シリーズ
色々と趣味はあれど、一番は読書です。
本、大好きです。毎日何かしら読んでいます。
図書館にも通いますが、好きな作家さんや気になった本は購入します。
作家さんへのリスペクトの気持ちも込めてお金、出します。
最近はkindleも利用しています。
私は捨てられるオンナなので、今家にある紙の本は未読か再読したいと思った本ばかりです。
薄々ではなく、気づいていました。
死ぬまでにこれ全部読むのは無理でしょう、、、と(--;;;
新しい本だってね、出ますし、、、お片付けしましょう、、、
そんな紙の本たちの中で、これだけは「絶対に手放せない」という本があります。
古すぎてkindleにもこの版のものはありませんが(一応調べてみました^^;;;)、万が一、あったとても紙の本のまま手元にとっておきます。
ナンシー・ドル―・シリーズです。
これは、私が小学生のときに母が「まりんが好きそうだから」と近所の新聞屋さんに頼んで毎月1冊づつ発売されるシリーズを9ケ月に渡って買ってくれたものです。
なぜ新聞屋さん? 発行が読売新聞社だったからでしょうか。
アメリカの少女ナンシーが弁護士の父親や友人たちと一緒に様々な事件を解決していく子供向けのミステリーです。
今でも書き継がれているシリーズのようで、新刊が出たり、今どきの少女像のナンシーが活躍する映像作品が作られたりしています。
kindleにも創元推理文庫版がありました。
目につくと手にとりますが、この9冊以上に私をワクワクドキドキさせてくれる作品には出会えていません。
本当は10冊で完結のシリーズなのですが、最後の10冊目になって、その新聞屋さんが「取り次ぎを止めた」と言い出しまして(^^;;;
今よりも不便な時代。そして、当時の我が家の経済状況からしたら、私一人のために母が買ってくれる立派な本はかなり高価な物であることが子供心にわかっていました。
母が「本屋さんに取り寄せてもらおうか」と言ってくれたのを、遠慮して「いい。続いていないし9冊で大丈夫」と答えた記憶があります。
今読んでも、面白いです。
読んでいると、ドキドキしながらページをめくった小学生の私が立ち上がってきます。
私にとっては幻の10巻目。実は図書館で借りることができます。
探せば古本でも手に入れることができるのかも。
そう思いながら今まで手が出せずにいました。
ぐっと我慢した小学生の自分に遠慮してる?
自分のことなのに説明できません(;´∀`)
図書館の本も寿命が来ると「さようなら」といなくなってしまうので、この機会に借りて読んでみようかな。
タブレットなどで読む本は、果たしてこのシリーズのような思い出が宿る本になるでしょうか。
そんなことを考えた日でした。
ここまでお読みいただいた方、ありがとうございました。
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