Time is life

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親が子に与える未来で思い出した舞台「スリル・ミー」

先日、おすすめされてKindle Unlimitedで読んだ漫画「母親の娘たち」。
終わりなき、Kindle Unlimitedサーフィン - 乳がん手術後の生活あれこれ
親子の確執で、思い出した作品がありました。
以前に観たミュージカル「スリル・ミー」です。


こちらの作品はアルフレッド・ヒッチコック監督も映画化した実話が元になっています。

ロープ(吹替版)
ロープ(吹替版)
Video On Demand


舞台版。
裕福な家庭に育った2人の青年。2人とも非常に頭が良く、同性愛者でもある主人公の「私」は幼なじみの「彼」に心酔し「彼」の言いなりです。
恵まれ過ぎた「彼」は自分を超人だと自負し、スリルを求めるために放火や窃盗などの犯罪を計画しては「私」を巻き込んで実行していきます。
やがて、「彼」はさらなるスリルを求めて殺人を計画し、子供を誘拐して「私」とともに実行に移し、、、


その2人が完全犯罪を目指して、子供の親に身代金要求の手紙を書き、
「自分の親だったら」とそれぞれの心情を歌うシーンがあります。


「彼」は言います。
友人である「私」の親は金を出すだろう。愛のために。
でも、自分の親は? 金は出すだろうけれど、それは世間体のためだ、と。


実在した2人の本当のところはわかりませんが、舞台上では犯罪の主犯格である青年は裕福だけれど、親の愛情には飢えていて、そこに残虐な犯罪に手を染めた鍵があると匂わせる演出となっていました。


こちらの作品、内容は大変辛いものではありますが、作品としては非常に良く出来ています。
2人芝居であるため、登場人物は「私」と「彼」だけ。
曲も多く、歌い手さんの力量がまともに出る舞台でもあります。
それゆえに力のある役者さんたちが演じると鳥肌がたつほどの緊迫感が生み出されます。


全キャストを観ているわけではないのですが、私的には
「私」尾上松也氏
「彼」 柿澤勇人氏
が印象に残っています。
松也氏が愛する「彼」に翻弄される情けない「私」を好演されていて、また、冷酷な「彼」に柿澤氏がぴったりすぎて非常に怖かったです、、、。
そして、ラスト。更に震えあがる仕掛けが用意してあり、、、。
お見事でしたm(_ _)m 怖かったですが(--;;;


それにしても、同じ親子がテーマでも「母という呪縛 娘という牢獄」では思い出さず、「母親の娘たち」で、この作品を思い出す。
記憶とは不思議なものですね。



先日、娘から旦那君へのお誕生日プレゼント。
正月 vs 誕生日 - 乳がん手術後の生活あれこれ
ギフト券はお肉になりました^^
ビールは家にたくさんあるので、お肉にしたそうです^^
皆で美味しくいただきます\(^o^)/ 娘たち、ありがとう♡




ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m