娘の腰はいつあがるのか
娘A、食べるのは大好きですが残念ながら料理をほぼしません。
自分で食べなければいけない状況に陥った場合は、冷食かコンビニかウーバーイーツ。
まれに、台所に立っているなと思うとパスタをゆでて(電子レンジで)、レトルトのソースを温めて(電子レンジで)食べています。
嫁になる気も、母になる気もないようなのですが、いずれ自分のご飯は自分でどうにかしなければなりません。
大丈夫なのか、今の状態で?
と不安に思っているところへ、料理人の土井善晴先生のご本が目に留まりました。
- 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)
- 新潮社
- Digital Ebook Purchas
毎日の家庭料理は無理をせず、具沢山の味噌汁にご飯、香の物一品で十分ですよ、
それが日本人を育んできた食事の基本ですよ、という内容です。
一汁一菜の提案だけにとどまらず、日本人というのがどういう民族なのか、和食と洋食はどう違うのか、ケ(日常)とハレ(非日常、祭事、神事)の違いとは何なのか、素材ひとつ、器ひとつに食を愛する人たちがどのような思いをこめていたのかなども語られています。
お味噌汁ひとつなら、娘にも作れそうです。
ご飯は好きなので、お米さえ研げばあとは炊飯器が炊いてくれます。
それに加えて、たまに「そういえばママが作っていたアレ食べたいなぁ」と思い出して一品でも作って添えてくれたら万々歳!
味の先生は娘Bが担ってくれるでしょうし、娘たちが好きな料理のレシピは残しておきます。
土井先生、具沢山の味噌汁を一品作るだけで、心身も生活も整うとおっしゃっています。
分かる気がします。
手を洗って、食材を揃えて、切って、軟らかく煮て、味噌をとかす。
それを感謝を持って美味しく頂き、食後は綺麗に洗った食器をもどして台所を片づける。
毎日繰り返す営みこそが、生きている証であり活力の源を生み出してくれると思います。
何よりも、自分で作ったものを食べる喜びや安心を娘にも感じて欲しいです。
できれば私が元気なうちに、娘Aの腰があがるといいなぁと願いながら、今日もご飯を作ります。
通りすがりに見かけた梅。冷たい風の中でもほころび始めていました。
娘が今の私の年齢になる頃の日本や世界、どうなっているでしょう、、、。
女性が1人でも安心して暮らせる世の中であってほしいです。
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。