こうして贔屓の作家さんは増えていく、、、万城目学「八月の御所グラウンド」
本屋さんに行っても図書館に行っても、
読んでいない本、作家さんが山ほどあって
めまいがします(ーー;;;
ある記事によると、
出版不況ながら出版される書籍の点数は
右肩上がりで増えているとか。
本が売れない時代。
作家もある意味、使い捨てになり、
以前は1人の作家を長期で育てていたのを
今は「数うちゃ当たる」方式なのだそう。
出版物が手軽に作れるようになったことも
要因と考えられます。
電子書籍を自分で作って
Amazonなどで販売する方もいるようなので。
本好きの私。
今はありがたいことに自由にしていて
本を読む時間もとれるのですが、
それでも読みたい本を全部読むのは無理。
優先順位をつけるしかありません。
好きな作家さんの新刊。
話題作。
見た瞬間に「読んで~」と誘ってきた本。
積読本、再読本。
「これを読まずに死ぬの?」という名作。
今回はその中から「話題作」に当たるのか?
直木賞を受賞した万城目学さんの
「八月の御所グラウンド」を手にとりました。
万城目さん、「プリンセス・トヨトミ」など
映像化作品も数多くありますが、
初めて読む作家さんです。
読んでいない作家さんが多くて(´Д`)
感想。
ええーっ?!
こういう展開!?
と意表をつかれつつ読み終わりました。
中編が2編入っています。
どちらもスポーツが関わり、
心身ともに高揚していく件はあるものの
いわゆる「スポ根」ものではなく、
勝敗にもさほど重きを置いていない。
全体的にゆる~く、はんなりと進みます。
そして、どちらにも出てくる
「この世ならざる者」たち。
その「者」たちも、文章同様限りなく自然体。
不思議な読後感のある作品でした。
優しくて、ほのかに明るい。
万城目さん、他の作品もそうなのか?
調べたら作品群、
「万城目ワールド」と呼ばれているそう。
くーっ、読んでみたい。
読んでみよう。
こうして贔屓の作家さんが増えていくのです。
無限に時間が欲しいです(^^;;;
娘Bのアルバムより。
ハート形の紫陽花。キュートすぎる!
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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