おそらく最後 現帝劇での山口祐一郎さん
友人とミュージカル「モーツァルト!」へ。
ミュージカル「モーツァルト!」
ウィーン発のミュージカルで、
日本初演は2002年です。
22年前?! ( ゚Д゚)
光陰矢の如し。
初演以来、通いました。
作品が良いということもありますが、
劇団四季以来、追いかけている山口祐一郎さんが
モーツァルトを支配下におく領主、
コロレド大司教役を初演以来、
ずっと演じていらっしゃるから、
という方が大きいです。
帝劇は建て替えのため、
来年2月の公演を最後に休館予定です。
祐一郎さん、御年67歳。
ちなみに、やはり初演以来、
モーツァルトのパパを演じていらっしゃる
市村正親さんは、75歳。
新劇場がいつ建ちあがるか不明ですが、
祐一郎さんの大司教、
市村さんのパパ、
どちらも「見納め」の覚悟で観劇しました。
主役がSixTONESの京本大我君だったので、
劇場内、若い女の子でいっぱい^^
京本君、細身で綺麗。
軽やかな演技で、お調子者っぽい
モーツァルトの雰囲気にぴったりでした。
ただ、歌は低音が苦手のようで、
ここ一番でお腹に力が入らず、
せっかくの高音が生きずオケに押され気味。
残念。
他のキャストは達者に歌われていましたが、
先日、韓国ミュージカルの洗礼を受けた私。
予定調和的に綺麗にまとまる舞台が
やや歯がゆかったです。
皆さん、上手。
皆さん、綺麗。
舞台もアンサンブルも整っている。
なのに、
身も心も持っていかれる吸引力に欠ける。
お友達の娘さんが芸能関係に近いお仕事で、
今の小中学生がこぞって
日本のアイドルではなく
韓国のアイドルにいってしまっている、
と嘆いていたそうなのですが。
その心理、分かります。
あの、自分たちがやれることは全てやる!
という気迫と厳しさを感じさせるプロ意識。
おそらく商業的に成功できるからこその資金力。
それが韓国は、
組織的に機能していて、
どの分野でも高いクオリティの
エンタテインメント性を確立しているように感じます。
ミュージカルで言うと
主役級の役者さんたち、
日本はWキャストを立てるかどうかですが
韓国は4人とか。
おそらく休みがとれることもあり、
全力で歌って演じられている印象でしたし、
セットもものすごくゴージャス。
韓国の「フランケンシュタイン」を観たあとだと
日本の「フランケンシュタイン」のセットが
残念ながら、文化祭レベルに見えます_| ̄|○
かけられる予算が違うのだろうなぁと。
そんな余計なことまで考えながらも、
長いマントを翻す祐一郎さんの姿に涙し、
やたら階段の多いセットにハラハラし、
(^^;;;
お声がちょっと途切れただけでヒヤリとし。
エールをいただきながらも、
「引き際」の美学も思いました。
初演から数えて22年。
最近では、配役が発表になるたびに
主役のモーツァルトよりも何よりも
パパとコロレド大司教役を確認。
あ、市村さんと祐様だわ♡
では、観に行こう♡
と通い続けた日々。
お2人揃って、現帝劇とともに卒業は
引き際として最高なのではないかと。
まだまだシュッとされていて、
歌も声も姿も十分現役です。
新劇場では「モーツァルト!」は後進に譲り、
お2人には新作を期待するとともに、
以前よりずっと増えたミュージカル人口。
また新たな歴史がたくさん作られよう祈ります。
市村パパ、祐大司教様、
数々の光輝く思い出をありがとうございました!
♡\(^o^)/♡
こんな公式グッズも出ていました。
可愛い(* ´艸`)♡
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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