Time is life

毎日笑って過ごします^^

映画「国宝」

まりん

娘Bのアルバムより。

八丈島の海岸より小島を眺める。



旦那君と映画「国宝」へ。


ようやく観に行きました。

(;´∀`)


公開からかなり経っていますが、

平日の昼回にもかかわらず

ほぼ席が埋まっていました。

ウワサ通りの人気です。


観た人たちが口を揃えて

「観てから読みな」と言うので

原作は読まずに映画を観ました。


評判通り、役者さんたちが凄かった。


主役のお2人。

吉沢亮君は、以前、舞台で拝見して

(「プロデューサーズ」。

 振り切った演技でびっくりしました)

凄い俳優さんだと思っていたので

今回の評判も納得だったのですが、


横浜流星君が!

想定以上でした。

あのラスト近くの表情!!


映像が美しいので余計に際立つ!!

素晴らしかった。


少年時代のお2人も良かったですし、

もちろん、ほかの役の方々も。

どこにも隙がなかった。


舞台映像も見事でした。

あの角度で舞台を観ることはできないので

役者さんのアップも含め新鮮でした。


歌舞伎の家に生まれながら、

才能に欠けていると悩む者と

才能のきらめきを認められながら

血筋を持っていない者。


映画としては長丁場でしたが、

細かい部分はやはり端折られていて

はっきりとは分からない部分も。

原作も読みたいと思います。


この話、吉沢亮君演じた主人公のモデルが

坂東玉三郎さんだと言われているそう。


先日会った友人も

「玉三郎さんの舞台を思い出しながら観た」

と言っていました。


私もそうなりました。

次から次へと思い出す。


八千代座はあんなふうな升席だった。

「娘道成寺」の早替え、

紙吹雪が降りしきる中で舞う

「鷺娘」の壮絶な美しさ。

花道の真横の席は、そうそう、

あんな風にして見上げながら観た。


劇場という非日常空間に入った私たちを

彼はさらに違う世界へと連れて行ってくれた。


映画を観て、あらためて

ものすごい幸運だったのだなーと。


同じ時代に生まれたというだけで、

努力に努力をかさねた結晶の果実を

私たちはリアルに観ることができて

それを今も思い出せたり

一緒に観た友と語りあえたりする。


今回の映画もそうです。


これを観ることができた環境に

ただただ感謝。




ここまでお付き合いくださった方も

ありがとうございました。