がんの食事療法を再確認
弟が「すごく良かった。参考になると思う」と本を貸してくれました。
- がん劇的寛解 アルカリ化食でがんを抑える (角川新書)
- KADOKAWA
- Digital Ebook Purchas
京都大学の名誉教授の方だそうで、がん専門医。
ご自身も15年ほど前にスキルス性胃がんを発症し、胃をほぼ全摘されていらっしゃいます。
ご自分でも実践され、患者さんたちにも推奨している食事療法についてのご本でした。
「食事療法」、私は自分が乳がんになる前から食事には興味があり、
更に、乳がんになってからはより積極的に読むようになりました。
書かれている内容はお医者様によって違ったりしますが、
「がん」に関しての食事療法では共通しているものがいくつかあります。
・野菜、果物を積極的に摂取する。できれば生のままで多量に。
・きのこ類、海藻類を積極的に摂取する。
・タンパク質は豆類、青背の魚類、卵で。鶏肉は良いが、豚、牛の肉は極力摂取しない。
・白米、小麦粉、白砂糖などの精製された「白い」ものは避ける。
・ハムや練り物、菓子類などの「加工」物は避ける。
・炭水化物は玄米、全粒粉粉パンでとり、多食はしない。
・塩分、糖分は自然にとれるもの以外は極力摂取しない。
・アルコール類は極力摂取しない。
・油類はエゴマ油、アマニ油で、加熱の場合はオリーブ油を。
「極力摂取しない」を完全に「禁食」としている先生もいらっしゃいますが、
無理して我慢するとそれ自体がストレスとなって抗がん剤が効かなくなったり、
食事療法自体が続けられなくなったりするそうで、
比較的「極力」と謳う先生が多い印象です。
ただ、先生によっては、
野菜の中でも「禁食」や「少なめに」と推奨するものを設ける方がいらしたり、
果物も「糖分が多いので少なめに」とする方がいらしたり、、、(^^;;;
見解が分かれるのは乳製品で、モノによって推奨する先生と「禁食」とする先生が。
このご本の先生はいかがでしょう?
9章に分かれているうちの7章を使って
現代医療の問題点、がん細胞の性質、なぜ体をアルカリ性に傾けるとがんが鎮静化するのか、
などを説明解説し、残りの2章で体をアルカリ性にする食事術や著者がかかわった実例が掲載されていました。
具体的な食事術のページ数が少ないのは、すでに著者が「がんに負けないからだをつくる 和田屋のごはん」というご著書を出しているからのようです。
今回、読んだご本の内容は上記の食事療法に沿った食生活を推奨されていました。
乳製品に関しては、がん細胞を活性化させる食品ではあるけれども、
ヨーグルトなどは腸内環境を整えるという意味では効用もあると。
その箇所に、腑におちた記述が。
「がんや生活習慣病に対してメリットしかない食品や飲料などこの世には存在しません。
食品や飲料の持つメリットとデメリットを天秤にかけ、治療効果の上がる最適な組み合わせを選択していくことが肝要となるのです」と。
目が覚めた思いでした!
なるほどーっ!!
食事だけで寛解できるかどうかはまだ実感としてわかりませんが、
自分でできる「治療」として、やはり食事は大きなウェイトを占めると思います。
これからも日々、自分なりにできることを続けたいと思います^^
本を紹介してくれた弟君に感謝を\(^o^)/
どうもありがとう♡
シェア畑でとれたお野菜と、旅のお土産、届いていたふるさと納税の桃を渡せました^^
ここまでお付き合いいただいた方、いつも来てくださる方も、ありがとうございましたm(_ _)m
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