青崎有吾「地雷グリコ」
4大ミステリーランキング1位
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山本周五郎賞、日本推理作家協会賞などの
文学賞4冠に加え、
直木賞候補にもなった
青崎有吾氏の「地雷グリコ」。
タイトルが怖すぎて避けていましたが、
こんなに支持されているということは、
怖いだけではない「何か」があるのだろう、
と、手にとってみました。
怖かったら、、、
途中で止めよう、と思いながら。
(^^;;;
タイトルから感じた私のイメージは、
「バトル・ロワイヤル」とか
「インシテミル」などの
生き残りをかけた大量殺りく系サバイバル。
まったく違いました。
事件性が内包されているものはあるものの、
警察や司法の介入はゼロ、
殺人を含む人の死もゼロ。
1冊かけて何が書かれているかと言うと、
「ゲーム」
それもスマホやゲーム機ではなく
人 vs 人
の「タイマン」バトル。
「ゲーム」の内容は、
・グリコ(じゃんけんして、グ、リ、コとかチ、ヨ、コ、レ、イ、トと進む、あれ)
・坊主めくり
・じゃんけん
・だるまさんが転んだ
・ポーカー
これらに一ひねりも、二ひねりもした
新ルールを課したものを
一対一で競います。
凡人のワタクシ、
「昔やったな」というゲームに
ノスタルジーを感じ間もなく
上乗せされた「新ルール」を懸命に理解。
その上で、
主人公たちが駆使する
情報戦、心理戦、頭脳戦を追いました。
主人公の一見、脱力系少女はじめ
ゲーム考案者
曲者ぞろいの対戦者
主人公の大切な「味方」
それぞれに個性があって
1話完結の連作短編ながら、
主人公が心の秘めたある思いを遂げる、
という目的が途中から見え始め、
ラストとエピローグで物語は完全着地。
むちゃくちゃ面白かったーっ
♡\(^o^)/♡
終わり方も良かったです。
楽しかった^^
青崎先生、久しぶりに手にとりました。
気づいたら、ドラマ化された小説や
アニメの原作まで手掛けていらしてご活躍。
他の作品も読んでみます^^
青崎先生、更なる飛躍、
楽しみにしていまーす\(^o^)/
ありがとうございましたm(_ _)m
娘Bのアルバムより。
相模湖の夕日。
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m

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