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旅の思い出⑩ 八甲田ホテルで雪の日の夜を思い出す

八甲田登山を終え、酸ヶ湯温泉から八甲田ホテルへ移動しました。
八甲田ホテル、20代の頃に1度泊まったことのあるホテルです。


私は本だけでなく漫画も好きで、特に萩尾望都先生の大ファンです。
衝撃を受けた作品が数多くあります。
その萩尾先生が審査員を務めている文学賞があると聞きつけたのが20代。


「ゆきのまち幻想文学賞」
400字詰原稿用紙10枚程度で応募可。


10枚? 書けるんじゃない? 10枚程度なら(=゚ω゚)ノ 漫画じゃなくて文字だし!
書いて応募したところ、賞に引っかけていただき、受賞式の案内状が届きました。


その受賞式の会場が八甲田ホテルで、当日の夜に1泊しました。
審査員は萩尾先生の他に、高田宏先生、三浦雅士先生。
同じ空間にいるだけでも光栄なのに、
日中には、萩尾先生と三浦先生と他の受賞者の方と青森観光まで連れて行っていただき、
同じテーブルに座ってお茶をいただきました(;´∀`)


授賞式と立食のパーティが終わった後、バーに移動するとどなたかがピアノを弾き始め、
グラスを持った萩尾先生が綺麗なお声で歌い始めました。
皆で聞き入ったり、一緒に歌ったりしていると、
「あ、雪!」
なーんと、バーの大きな窓の外、雪が降り始めていました。


4月です。真冬ではありませんでしたが、
「さすが、ゆきのまちの受賞式だけのことはある」と更に盛り上がりました。



旦那君がつきあってくれて入ったバー。
記憶にあったピアノがありました。
この日は、プロジェクターで津軽三味線の演奏が流れていました。



その時にいただいた高田先生と萩尾先生の色紙。



授賞式のときに色紙を頼むとは(--;;;
怖いもの知らずの20代の私。失礼なことをしたと今になって冷や汗をかいております。
高田先生は鬼籍に入られました。



調べたら、ゆきのまち幻想文学賞はコロナの年に募集を終了したようです。


31回の歴史の中に拾い上げてくださり、得難い思い出をいただきました。
改めて、ありがとうございました。お世話になりましたm(_ _)m


とにもかくにも再訪問できました。
機会を作ってくれた旦那君にも感謝です^^


明日は白神山地と奥入瀬渓流へ。あ、その前に八甲田ホテルのフランス料理を!!



ここまでお付き合いいただいた方、いつも来てくださる方も、ありがとうございましたm(_ _)m