怖いもの見たさ つづき
少し前に書いた記事。
怖いもの見たさ - Time is life
以前読んだ服部まゆみさんの
「一八八八 切り裂きジャック」という小説で
「解剖されたヴィーナス」を知りました。
解剖されたヴィーナス。
ヴィーナスのごとき美貌の蝋人形で、
髪や眉は本物の人毛。
そして、つややかな皮膚をめくると
内臓部分が露出する、という
人体構造を学ぶために作られたお人形。
眠っているようにしか見えない美女ながら
内臓が露出。
気持ち悪い?
怖い?
でも、小説のくだりが禍々しくも美しく
見てみたい気持ちがフツフツと沸きました。
そのことをブログに書いたとき、
カラー写真の本が出版されていることに
気づきました。
ヴィーナスが作られるようになった背景、
現存するヴィーナスたちのカラー写真などが
収録されている模様。
3年前の秋、乳がんが見つかった私。 その時、思ったことは、 ・明日はないと思おう。私にあるのは今だけ。 ・明日が来たら、超ラッキー♡ 以来、その日の自分ファースト。 やりたいことを優先し、 会いたくて会える機会がある人には会い、 行きたいと思ったところへは行く。 おかげで今でもプー太郎なのですが(^^;;; さて、「アナトミカル・ヴィーナス」 気になるわーっ。 でも、本を買って気持ち悪かったり 怖かったりしたら始末に困ります。 出版物で困った時は、、、(* ´艸`) 国立国会図書館様、一択! |
ということで、行ってまいりました。
日本が誇る本の聖地、
国立国会図書館へ。
毒を食らわば皿まで、です。
サラリとですが関連本も調べ、都合3冊
お借りして読みました。
「アナトミカル・ヴィーナス 解剖学の美しき人体模型」
「バロック・アナトミア」
「解剖百科:フィレンツェ ラ・スぺコーラ美術館」
感想。
素晴らしかったです\(◎o◎)/!
確かに気持ちのよいものではないのです。
内臓ですから。
ただ、これが人の手で作られたものなのだ、
という驚きと、
緻密な人体の構造と神秘と。
2つの意味で感動的でした。
また、ヴィーナスたちが本当に美しい。
絵画などでも見入ってしまう美女はいますが
同じような感覚です。
3冊とも写真の出来も含めて芸術の域。
服部先生の小説のモデルになったと思われる
蝋人形のお写真も載っていました。
描写の通りでした。
本物の死体不要で解剖学を学ぶため
イタリアで作られたのが始まりだそうです。
「アナトミカル・ヴィーナス」には
当時の工房の様子なども書かれていました。
作られた蝋人形は全身のものだけでなく
パーツ別や、全身では赤子、子供、男性体のものも。
血管やリンパは絹糸を蝋で固めてつくったそう。
驚きの精緻さでした。
人って凄いと改めて思いました。
写真や本で見ることができました^^
では、本物は?
見たい?
見る機会があれば見たいですが、
優先順位上位ではないかな(^^;;;
国立国会図書館さん、今回もお世話になりましたm(_ _)m
徒歩圏内の日枝神社様へご挨拶。
先に行きました。
以前、図書館の後に行って
参拝時間に間に合わなかったことがあるので。
(^^;;;
やはりご挨拶は最初に、ですね。
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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