Time is life

毎日笑って過ごします^^

ミュージカル「マチルダ」

観劇友達とミュージカル「マチルダ」を観てきました。
原作が「チョコレート工場の秘密」を書いたロアルド・ダール。
児童虐待が物語全体を覆っているため、ミュージカルファンの間でも好悪が分かれる作品です。


原作では主人公は5歳の女の子。
両親は今でいう「毒親」。
父はお金儲け、母は自分の趣味と美容にしか関心がなく、
本の世界に逃げる少女を「本なんて読んで気持ち悪い子」と罵倒し続けます。
入学した学校は子供たちを「虫けら」呼ばわりする強権的な校長が支配し、
自分の気分次第で体罰を課します。
本を読んで育った少女のずば抜けた理解力に驚いた担任が、
彼女を飛び級させてより良い環境で学ばせようとしますが、、、。


主な舞台が学校のため、子役の子が大活躍でした。
主人公のマチルダは、4人の子たちが交代で演じていたようです。
原作よりは少し大きい10歳前後の子たち。
台詞量は膨大、歌唱も多く、アップテンポの曲にあわせたダンスも満載。
それを滑舌よく、凛としたよく通る声と小さな体で見事に演じきり、
周りの役者さんと子役たちも、皆さん素晴らしいパフォーマンスで胸が熱くなりました。
たくさんのパワーをいただけました。
客席にも子供の姿が多く見られたので、もしかしたら未来の俳優さん、女優さんたちかな?
楽しみですね。


パフォーマンスとしては素晴らしい舞台でしたが、
話は「虐待」や「親や教師の姿勢」あるいは「資質」といったところはスルーのまま。
そこを掘り下げるとまた別の形の舞台になるのでしょう。
日本原作では見られることのないシニカルでブラックな笑いに満ちていました。
忘れないうちに、原作を読んでみたいと思います。


ところで、小学生くらいでこの舞台を観たら?
どう感じるのでしょう??
小さい子たちの生の感想をちょっと聞いてみたかったです。



観劇はしない友人(観劇仲間ですが、この作品はパスだそう(^^;;;)も参加してランチ。
ヒカリエの中で、メキシカン。
初めていただきましたが、鶏肉や野菜、豆や大麦などのメニューも多くヘルシーな感じでした。
美味しく、楽しくいただきました^^ 
友、セッティングとチケットどうもありがとう\(^o^)/



ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m