坂本龍一氏監修の映画館で「ファントム」
新宿に坂本龍一さんが音を監修したという
映画館があります。
少し前、
「韓国ミュージカル ON SCREEN」の第1弾
「エリザベート」が公開されたときに
娘Aがお友達に誘われ行きました。
もともと韓国ミュージカルの映画は
料金設定が特別で、
前売りのムビチケを買っても3100円。
新宿の109プレミアムシネマは、
さらに追加で2600円払うと!
Σ(・ω・ノ)ノ!
ビックリ仰天したら、
坂本龍一氏が細部までこだわって
設計監修した音が売りだから、と。
鑑賞してきた娘Aの感想。
「ヤバかった。
ほんとに生で聞いているみたいだった」と。
え? そこまでっ!?
生観劇と同じ音で聞けるならば、
キュヒョンさんの「ファントム」は
課金してでも行ってみたい私。
娘Bが「私も」と手を挙げ、
2人で行ってきました。
プレミアムな109シネマズ。
歌舞伎町界隈にありました。
街は人でごったがえてしていましたが、
映画館の内部は落ち着いた雰囲気。
上映前後1時間は専用の「ラウンジ」に入れて
お茶ができるというので、
1時間前に「ラウンジ」へ。
キャラメルと塩のポップコーン、
ソフトドリンクなどが無料。
ポップコーンMサイズ、
塩とキャラメルのハーフ&ハーフ。
飲み物もポップコーンも
上映前までだったら、おかわりフリーとのこと。
席への持ち込みもOKでした。
有料のアルコール類や軽食の用意もあり。
ラウンジはもちろん、
化粧室もとても綺麗で、
映画館というよりも
ホテルかデパートのようでした。
本番の映画の方はというと、
娘Aの言ったとおりでした。( ゚Д゚)
キュヒョンさんの声が生で聞いたものとほぼ同じ!
ほかのキャストさんたちも
声の響きが今までの映画館と明らかに違う。
オケの音も爆音ではないのに
体に響きますし、
スクリーンもクリアで綺麗。
可憐なクリスティーヌの涙にはじめて気づき
あ、ここ泣いていたんだ、と。
(それは私がヌケていただけでしょうが)
椅子も良かった。
背中を預けると、
勝手にリクライニングしてくれる。
座り心地が良すぎた。
全体的にあまりにも良くて
はじめてキュヒョン「ファントム」で
オペラ座元支配人、キャリエールを
許せる気持ちになりました。
キュヒョンさんのファントムは、
諦念感が強く、
ほんとは人に危害など加えたくない
内気でナイーブな青年という印象です。
彼に真実を告げず距離をとるキャリエールが
どうしても許せなかったのですが、
109プレミアムで聞いた
キュヒョンさんの歌声が良すぎて
彼の歌とともにすべて許せました。
(どこから目線だ(≧▽≦)
でも、キャリエール、
約束は守ってくれ、と釘を刺したい)
音が良い分、静寂の密度も濃かった。
音が途切れると、完全に無音になります。
自分から余計な音を出してはいけない、
とちょっと身を引き締めたくらい。
いままでの映画館も良い映画館だったのに
ここはプレミア価格をとるだけあって
格が違いました。
さすがですね、坂本龍一さん。
ラウンジを活用すれば
ポップコーンと飲み物を買って
映画を見て、
どこかでお茶して
という値段も込みとも言えます。
が、もともと飲食の予定がなければ
やはりそれなりのお値段。
今回のように
特別、音にこだわりたい作品を観るときに
選びたい映画館と思いました。
上映の終わりが夜にかかり、
窓の外には新宿の夜景。
贅沢な映画体験となりました。
各方面に感謝です^^
ここで「国宝」や「鬼滅」を観たら
どんな感じなのだろう?
(上映されていました)
ここまでお付き合いくださった方も
ありがとうございましたm(_ _)m
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