Time is life

毎日笑って過ごします^^

ショーとミュージカルの「ジキル&ハイド」

先日行ったアイスショー「プリンス・アイス・ワールド」。
ブロードウェイミュージカルとスケーターのコラボショーでした^^
フィギュアスケートとミュージカルのコラボ - Time is life


その中の1曲に「ジキル&ハイド」から「This Is the Moment」がありました。
音源の歌い手さんは柿澤勇人君。
この春、上演されたミュージカル「ジキル&ハイド」で主役を務めた俳優さんです。


ミュージカル「ジキル&ハイド」はタイトルのまま、
スティーヴンソンの小説「ジキル博士とハイド氏」を原作にしています。


19世紀後半のロンドン。
若き医師にして科学者のジキル博士が、人の心の善悪のうち悪の部分だけを消し去る薬を発明。
自分の体で実験した結果、悪=ハイドが分裂し、暴走していく物語です。


ショーで歌われた「This Is the Moment」はこのミュージカルの代表曲で名曲なのですが、
舞台ではもう1曲、鳥肌が立つような「対決」という曲があります。


これは物語のクライマックスに、ジキル博士とハイド氏が直接対決する場面で歌われます。


一章節ずつ、ジキルとハイドが交互に立ち現われそれぞれの言い分を歌うのですが、
もちろん原作同様、体は1つ。
髪型を変えた右顔面と左顔面、背を伸ばした姿勢と丸めた姿勢、クリアな声としわがれた声。
テンポの速いたたみかけるような曲で、目まぐるしく入れ替わる人格に呼応して、
体の向き、体勢、声色、ライティングで正反対の人物を歌い分けます。
あまりの緊迫感に観ているこちらも気が狂いそうになります(--;;;


柿澤君の「対決」、この春初めて見させていただきましたが見事でした。
善と悪。まさしく二重人格! 別人!!
素晴らしかったです。


このミュージカル、日本初演が2001年で鹿賀丈史さんがシングルキャストで演じられました。
その後、10年ほどして石丸幹二さんにバトンタッチ。
やはりシングルキャスト。
あれからまた10年ほど。
今春、幹二さんは残りましたが、新たに柿澤君がダブルキャストで配役されました。


たくさんの役者さんがショーなどで「This Is the Moment」を歌っていますが、
まったくもってショーには向かないので、「対決」が歌われることはありません。


曲も演出も素晴らしい舞台。
演じてほしい役者さんの顔が何人も浮かびますが、20年以上かけて舞台に立たれたのは3人だけ。


名のある役者さんほど数年先まで予定があると聞きますし、ご本人のご年齢もあります。
舞台に立てるタイミングをつかむのも実力のうちでしょうか。


何にせよこの春は、柿澤君の「ジキル&ハイド」が観ることができ、
またアイスショーでも思いがけずフルコーラス聴くことが出来て幸せでした\(^o^)/
各方面に感謝です♡



GW中にご近所で見かけたアジサイ。早いですね!



ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m