Time is life

毎日笑って過ごします^^

加齢や不調でできなくなること

先日、帰宅したところ
玄関前に宅配で頼んでいる水が届いていました。
550ml24本入りの段ボール箱です。
「置き配」OKにしているのでたまにこういうことがあります。


2ℓサイズは旦那君と激安スーパーで買いますが、
家族が持ち歩く550mlはコンスタントに減るので
毎月定期便で宅配してもらっています。


この水の宅配を受け取るたびに思い出すことがあります。


介護のお仕事中、あるお客様のマンションへ行ったときのこと。
ご高齢のご婦人に声をかけられました。


「恐れ入ります。
 荷物を下ろしていただけませんか」


マンション宅配ボックス上段の扉が開き、
中に飲料らしい段ボールが入っていました。
そして、ご婦人の足元には空のカート。


おそらく留守中に荷物が届き、
宅配ボックスに入ったため、
カートを持って取りに来たのでしょう。
が、入っていたのが一番上のボックス。
しかも荷物は重い飲料の入った段ボール。
ご高齢の方には厳しい試練です(--;;;


もちろん、お手伝い致しました。
野菜ジュースが詰まった箱でした。
カートに乗せましたが、
今度はこれをカートから持ち上げて家の中へ運ぶわけです。


まだ多少時間があったので、差し出がましいとは思いつつ
「よろしかったら、お宅まで運ぶのをお手伝いしますよ」
とお伝えしたのですが、
ご婦人、どうやらお耳が遠いようで、
「ありがとうございます。
 助かりました。
 ありがとうございます」
と繰り返すばかり。
結局、会話が成り立たないまま時間切れとなり、
後ろ髪引かれながらもお客様宅へ行きました。


宅配ボックス。
マンション備え付けだけでなく
今は駅やコンビニ、街中にも「PUDO」などが作られています。
運送業者さんの人材不足対策にもなり、
娘のお友達たちは防犯観点や
時間に縛られずに受取できる効率性から
積極的に使っているようです。


でも、それも元気で動けるからこそです。
ボックスのところまで出向き、扉を開け、
荷物を取り出して、それを抱えて帰宅する。
健康な方が当たり前にできることが
加齢や不調によってできなくなります。


あのご婦人、その後どうしたでしょう。
私だったら?


カートのまま家に持ち込み、そこで段ボールを開けて日々消費する
カートが固定できないと危ないかな(^^;;;
飲料メーカーに電話し、対面でないと受け取れないようにする
あの耳の遠さでは電話は無理か、、、
もしかしたら、宅配のチャイムも聞こえなかったのかも。
家族もしくは介護などの第三者に相談
対面、置き配、第三者がいる時に配達してもらえればOKですが、
誰も介入していなかったらアウト。


年齢とともにできなくなることは
ある程度柔軟に考えて対処するしかありません。
諦めるとか、誰かの手を借りるとか。
長生きしたら誰もが通る道でしょう。
お互い助け合って、手を貸し合って、
感謝を忘れない社会であってほしいです。



朝、成り行きで? 家族でドライブ。
娘たちを舞浜駅まで送って行きました(^^;;;
明けていく空が綺麗でした。
写真はぼけぼけですが、、、。



ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m