Time is life

毎日笑って過ごします^^

明日は我が身

先日の台風が過ぎ去ったと思ったら
また海上に台風が生まれているとか。


しかも、1つは大きな勢力を保ったまま
この週末に関東圏直撃かも、と。


ニュースでは、
2019年、日本各地に被害をもたらした
台風19号クラスとも報じていました。


5年前、台風19号が首都圏に上陸したとき
私は介護職員でした。


予報の段階から「大型」と言われ
被害が大きくなると報じられていたので
前日、当日は社員総出でシフトを調整しました。


服薬や食事、排せつなど命に関わる
サービス以外は延期や中止にしてもらい
登録のヘルパーさんたちは臨時休業。
残ったサービスを社員で分けて回りました。


最初にサービスが終わったのが私で
事務所で緊急連絡対応と
各地の被害状況の把握、
社員の安否確認を請け負いました。


色々な電話が入りました。
「助けて―、助けて―
 誰か来て―っ」とひきりなしに
電話してくる1人暮らしのお客様。
→何度目かでケアマネさんへ丸投げ。
しばらくして、ケアマネさんから
「相手をしていたら、
 本当に緊急の連絡がとれなくなる。
 彼女からの電話は無視してください」
とお達しがあったり、


寝たきりの親を介護している息子さんから
「今まで本当にお世話になりました」
とまるで最後のような連絡が入ったり。


社員全員のサービスが終わり、
戸締りしているときも
間近にいる皆の姿が見えないような豪雨で。
心配した旦那君が職場近くまで
車で迎えにきてくれました。


帰宅してからも警報の音が聞こえ、 
水の逆流に備え、トイレに水嚢をつっこみ、
土嚢の用意はしていなかったので、
備蓄用の水ダンボール箱をゴミ袋でくるんで
にわか仕立てで玄関や掃き出し窓を塞ぎました。


幸い、我が家付近は大きな被害なく済み、
翌日は台風一過。


出社してから
手分けしてお客様方の安否確認です。


「助けて―」のお客様、
「大丈夫よ。
 心細くて何度も電話しちゃって
 ごめんなさいね」


いえいえ。
古いお宅に1人。
家も屋根も飛びそうな爆風に大雨。
誰もが心細くなるでしょう。
誰かにすがるか、
1人じっと耐えるかは人それぞれ。


「ありがとう」の息子さんは
「家がつぶれるかと思った。
 つぶれなかったからまたよろしくね」


動けないご家族を抱えていると
一口に「避難」と言っても
ベッドごと動かすわけにはいきません。
車椅子に乗せたとしても
ずっと同じ姿勢は厳しく、
また薬、点滴など避難先で個別対応は難しいと思われます。


息子さんは
「おふくろ置いては逃げられないからね。
 一緒に流されようと思った」と。


息子さんは独り身。
もし結婚されてお子さんがいらしたら?
状況も考えも違ったかもしれません。
それもまた人それぞれです。


温暖化で天候は年々狂暴化しています。
なのに、日本は高齢化し、
都会は地域の人たちとの交流も希薄。
どのお客様の言葉も
明日は我が身」と思って聞きました。


今、海上にいる台風。
あまり大きくならず
少しでも日本列島からそれてね、
と進路図を見ながら声をかけています。



福島からふるさと納税の桃が^^
あかつき。
むっちゃ甘かったーっ\(◎o◎)/!
福島市さん、ご馳走様です!!



ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m