若い時の苦労は買ってでもしろ?
少し前にヤマザキマリ氏のご著書を読んで「経験」について書きました。
その経験の前にはぐうの音も出ない - 乳がん手術後の生活あれこれ
それで思い出したことが。
娘Aが受験のとき訪れたある学校の説明会で、校長先生が、
「何事も経験と言いますが、私は人にはしなくても良い経験というものがあると思っています」
とおっしゃっていました。
結局受験することはありませんでしたが、大変印象に残る言葉でした。
児童文学作家の上條さなえ氏の自伝。
- 10歳の放浪記 (講談社文庫)
- 講談社
- Digital Ebook Purchas
不仲だった父母の間に生まれ、一時、父と2人ホームレス生活を送ったいきさつが書かれています。
極貧の中、多くの辛さを経験し、その合間にわずかに差し込まれる人の温かさ、真摯さ、情の深さに触れてどうにか持ちこたえる。
大人に翻弄される無力な少女の生活は、読んでいても辛く苦しい日々です。
厳しい経験を糧に自分を成長させる人もいますが、その経験に深く傷つき立ち直れない人もいます。
もしも、娘たちが乗り越えることができたとしても、私は自分の娘たちにこんな経験はさせたくありませんし、他の子供たちにもさせたくありません。
若い時の苦労は買ってでもせよ、とは言われますが、
先の校長先生の言葉通り、人には「しなくてもよい経験」があると私自身も思います。
自分や自分の家族にしてほしくない経験を、人にもしないように。
気をつけたいです。
金沢神社の御朱印。
皆様にも良い風が吹きますように。金沢、御朱印も金箔付きです!
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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