やられた! 夕木春央「方舟」
今年の本屋大賞ノミネート作品だった、夕木春央氏の「方舟」。
面白そうだったので手にとってみました。
- 方舟
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大学時代の友人たち7名と遊び半分に訪れた山奥の地底にある廃墟。
地下三層になった建物に、別に訪れていた家族3人とともに天災によって閉じ込められ、
地下水による浸水が始まってしまいます。
建物が完全に水没するまでの猶予はおよそ1週間。
考えつく脱出手段は1つだけ。
手段実行のためには、誰か1名が建物に残って犠牲にならなければなりません。
その「1人」を選ぶ前に殺人が起こり、、、
リアリティという点ではツッコミどころ満載ですが、
エンターテインメントとしては大変面白く読ませていただきました。
昔はミステリーであれば読みながら、伏線に気をつけトリックや犯人を考えたものですが、
今の私はそんな面倒くさいことしたくもない( ̄▽ ̄)
ん? とか、
なぜ? とか、
引っかかる部分があったとしても、そのままスルーと先へ進みます。
スルーと進んだ結果、
はっ( ゚Д゚)
なるほどーっ\(◎o◎)/!
まんまとやられました。
そういう結末!
エンターテインメントではありますが、「方舟」というタイトルがラストとリンクして皮肉。
楽しませていただきました^^
本屋大賞は逃しましたが、まだ若い作家さんのよう。
先が楽しみです♡
友人と横浜イングリッシュガーデンへ。
バラ、ばら、薔薇! のお話はまた次回!!
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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