山内マリコ「選んだ孤独はよい孤独」
本屋さんのポップに惹かれて手にとりました。
ポップ、「なぜ男たちはわからないのか」。
短編集で、なかにはショートショートのような短さの掌編も。
ポップは、同棲していた彼女に別れを告げられ出て行かれた男性のセリフ付きでした。
「俺って比較的良い彼氏だと思うんだよね」
根拠は、彼女が苛立ちながら頼む家事を素直にやってあげるし、稀に自分から洗濯機を回したりするから。
彼には、彼女の苛立ちがさっぱり理解できません。
1人暮らしのときは台所を使わなくてもコンビニや外食で食事は済んだ。
洗濯物をためても、たたまなくても全然困らなかった。
家事ごときでなぜそんなに目くじらを立てるのか。
2人で折半して借りた賃貸マンションの家賃が重く肩にのしかかっても、
いつか彼女が付き合い始めた頃の可愛らしさで帰ってくると思っています。
薄汚れて停滞していく部屋の中で。
短編集には、逆にイケイケの女子に怯える男子や、
孤独を恐れるあまり「腐れ縁」のグループから抜け出せない無職者の話もありました。
生きている時間が少し息苦しい。
その息苦しさの正体をつきとめて、打破しよう! という気概までは生まれない。
繭のような自分の世界に閉じこもって時間をやり過ごしている人たち。
元気になりたいときに読む本ではありませんでしたが、
たまに「分かる」と思ってにやりとしました。( ̄▽ ̄)
作者の山内マリコさん、初めて読みましたが、話題の「あのこは貴族」の作者さんでした。
「あのこは貴族」も読んでみます^^
友人からお土産^^
水戸の亀じるしさんの極みのどら焼(梅)が甘すぎず美味しかったです♡
名古屋のイチゴ菓子は娘たちのお腹に。
友、ご馳走様ーっ\(^o^)/
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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