吉村昭「関東大震災」
男子バスケット、勝ちましたね^^
にわか応援団ながら、最後ハラハラしました。
勝てて良かったです\(^o^)/
おめでとうございます♡
おめでたいニュースもありますが、
関東大震災から100年ということで
例年以上に地震関連の話題が目につきます。
以前掘り出したご本。
吉村昭先生の「関東大震災」。
吉村昭「三陸海岸大津波」 - Time is life
再読です。
以前読んだ時もそうでしたが、
内容が辛すぎてなかなか進みませんでした。
- 関東大震災 (文春文庫)
- 文藝春秋
- Digital Ebook Purchas
台地が割れるほどの激震。
止まらない揺れからどうにか逃げ延び、
ここは安全と開けた広場に落ち着けば、
そこを包囲するように猛火が迫る。
東京のほとんどが焼土と化す中、
焼けずに残った町がどのような対策をとったかなども書かれていますが、
生き延びた方が奇跡という状況です。
そして、この本の多くを割いて書かれていたのが
まったく根拠もない流言により虐殺された
多数の朝鮮人や社会主義者の方々のこと。
その流言が生まれた時代背景、
どこから生まれ、どのようにして伝わり、
いかにして大きくなっていったか。
当時の公的機関や報道各社の対応なども含め、
詳細に語られています。
私的には、社会主義者の大杉栄氏と妻らが、
震災の混乱に乗じた憲兵隊により殺害され、
それが公判によって明らかになっていく過程が
その場で傍聴していたかのような緊迫感で恐ろしかったです。
どうにか読み終わりました。
辛かったです。
辛かったですが、
現在、関東地方に同じ規模の地震が起きたら、
辛いなどと言える状況にもないでしょう。
大正時代よりも複雑化し、様々なものが渦巻いている首都圏。
流言も、今やSNSでばらまき放題です。
友人は「サクッとあちらの世に連れていってほしい」そう(ーー;;;
本では復興の様子も書かれていました。
近年も多くの災害が起きています。
どんな状況になっても、生き延びた人たちは一生懸命頑張られている。
私もどうなるかはわかりませんが、
万が一、生き延びたら周囲の人たちと助け合って
自分が出来る限りのことはしたいと思います。
シェア畑のおくら。収穫が始まりました^^
改めて穏やかな1日に感謝です。
(暑かったですが(^^;;;)
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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