手塚治虫「どろろ」
少し前になりますが、肩コリコさんのブログで
アニメ「どろろ」の記事を拝見しました。
「どろろ」、手塚治虫氏の漫画が原作です。
これまたずいぶん前ですが、
私は舞台版の「どろろ」を観ました。
ストーリーもですが、
百鬼丸を演じた鈴木拡樹君が素晴らしくて!
驚異の身体能力と演技力でした。
何しろ、舞台に現れたときの彼は、
目も耳も鼻も口も手足もないという設定。
白い面をかぶり、無言。
手は刀、足は義足で、
魂の気配のみで妖魔を切っていきます。
「刀剣乱舞」で鍛えた殺陣が美しすぎました。
百鬼丸がなぜそんな体なのかというと、
実の父親が天下統一を祈願し四十八匹の魔神に、
出生前の体を四十八分割して捧げてしまったから。
捨てられた化け物のような体を
たまたま拾った医師の力によって
生き延びることができました。
魔神を1人倒すたびに、体のパーツが1つ戻る。
妖魔たちと戦いながら、
偶然出会った孤児のどろろと旅をするお話です。
肩コリコさんの記事を拝見して、
そうだ、原作を読もうと思ったのだ!
と思い出し、読むことが出来ました。
- どろろ(1) (手塚治虫文庫全集)
- 講談社コミッククリエイト
- 本
漫画を描く方にとっては神様でしょうが、
実は作品をちゃんと読んだことがありませんでした。
失礼ながら、絵がお上手すぎてびっくり。
父親が地獄堂で魔神に祈る場面。
ゾクゾクしました。
全3巻、話の展開も早くて面白かったのですが、
え? これで終わりなの!?
というラストでした。(^^;;;
旅、途中。
体、全部戻っていない。
人、死にすぎ、、、。(ーー;;;
舞台では、魔神に体を捧げたため、
国は比較的安定しており、
百鬼丸が魔神を倒して自分の体を取り戻すごとに
世の中が混乱していく、という設定でした。
が、漫画の方はまだ平安には程遠く、
たくさんの人たちがあっさりと死んでいきます。
考えてみれば、
日本もこんなに寿命が延びたのはごく最近。
昔は、若くても果てる方が多かったわけです。
そういう時代を経て、自分たちが生まれた、
というのはやはり奇跡的なことですね。
さて、「どろろ」。
アニメの方は百鬼丸が体を全部取り戻せるよう。
時間をとってアニメの方も見てみてみます^^
肩コリコさーん、機会を作ってくださり、
改めて、ありがとうございました\(^o^)/♡
ご近所さんから旅のお土産。
大分県と山口県。遠距離!
ご近所さん、ご馳走様です。\(^o^)/
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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