すべては生きているうち
「13階段」「ジェノサイド」と力作を書かれている
高野和明氏。
今年出た新刊が話題となっていたので
読んでみました。
たった1人の家族である妻を亡くした
元新聞記者が主人公です。
喪失感から仕事への意欲も失い
何のために生きているのかと惑う日々。
そんな彼に、ある踏み切りに現れるという
幽霊調査の話が舞い込み、、、
予備知識ゼロで読み始めたので
果たして「幽霊」が本物かトリックか
ということも不明。
切ないお話でした。
人はなぜ生まれてくるのか。
生まれ落ちた境遇から抜け出せるのか。
抜け出せない者はどう生きればよいのか。
虐げられても、なお生きていく意味とは何か。
読後、強く思ったことがあります。
私は凡人なので死者とは交流できません。
自分もですが、相手も。
生きている今、
伝えたいことも
してあげたいことも
お互いが生きている今しかできない。
「今」がすべてです。
結末も含め、主人公ともう一人の主役である
「幽霊」に感情移入しすぎて
日常に食い込まれました(ーー;;;
ズーンと来ていたところに、
OL時代の先輩さんからメールが。
このブログ、
家族以外にカミングアウトしていないのですが、
一部例外があり、OL時代の先輩さんは
以前いただいた絵手紙をブログに残したくて
カムアウトしました。
それ以来、読んでくださっていて今回のメールは
「探していたミニトランプあった?
こちらにあったのでまだだったら送るよ」
でした(;;)
なんて嬉しい(;;)
バムケロのトランプを手に入れたところだったので
その旨お返事しました。
しみじみありがたかったです。
誰かが、自分のことを気にかけてくれている。
自分もご縁のあった方たちとは
同じ世にいる間に、
心残りのないよう関わっていきたいと思いました。
それがほんの一瞬の邂逅だったとしても。
浮上しました\(^o^)/⤴⤴
先輩さん、ありがとうございました\(^o^)/♡
またお便りしますね\(^o^)/
そして、高野先生、関係各位の方々、
素晴らしい本をありがとうございましたm(_ _)m
少し前。
娘Bに届いた「文通」相手からの手紙。
封筒も切手も可愛いです(* ´艸`)♡
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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