北沢 陶「をんごく」
映像化のニュースをきっかけに
年末からずっと1人綾辻行人祭を開催していたのですが、
「霧越邸殺人事件」を読み切ってしまいました。
さて、どうしましょう。
更に続けて、綾辻行人祭を続ける?
と思ったところで、その綾辻氏が絶賛していた
新人さんの本を思い出しました。
横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞の
北沢陶さん「をんごく」。
綾辻氏だけでなく、
そうそうたるメンバーの選考委員諸氏が
満場一致で大賞に推し、
更に、大賞、読者賞、カクヨム賞トリプル受賞を果たした話題作です。
選評やあらすじを見ずに、
まっさらな状態で手にとりました。
ミステリー?
ホラー?
導入はホラーでした。
結婚して1年余り。
妻を亡くした画家が諦めきれない面影を求めて
死者をおろすという巫女を訪ねるところから始まります。
のっけから文章が巧くて!
引き付けられるというよりも、
しみいるように物語の中に入り込めました。
ホラーですが、ミステリー色もあり、
豪華絢爛な派手さはないものの
欲深い人の業を描いても、
作品自体は、情を感じさせるまろやかさに満ち、
最初から最後まで大変、美しい作品でした。
読後感も良し! 素晴らしい!!
面白かったーっ\(◎o◎)/!
天晴な新人さん。
次作も楽しみです!
北沢陶さん、関係各位の皆様、
素敵な読書時間、ありがとうございましたm(_ _)m
昨年のリフォーム以来、畑をほったらかしで。
久しぶりに行ったところ、
茎ブロッコリーにお花が咲いていました(^^;;;
ほったらかしでも元気に育っていてくれて、
ありがたいことです。
ありがとう! 畑!!
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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