椹野道流「祖母姫、ロンドンへ行く!」
椹野道流氏の話題のエッセイを読みました。
「祖母姫、ロンドンへ行く!」。
作者言うところの「もうずいぶん昔の話」、
「英国に留学経験がある」という理由だけで
当時80代の祖母をつれてロンドンへ行くことになります。
スポンサーは祖母の息子たち。
作者さんのおじさまにあたる方々です。
旅費のすべてをサポートしてもらい、
姫君のような祖母の「わがまま」を叶えるべく
おそらく20代だったのでしょう、
若かりし頃の作者さんが奮闘するお話です。
お祖母様、80代でそこそこ疾患をお持ちですが、
あふれるほどの気力もお持ちです。
お口も達者。
ただ、体はついていきません。
祖母の願いを最大限叶えつつ、体調を維持し、
無事に息子たちの待つ日本へ帰す。
そこにフォーカスしつつも、
作者さんはささやかな自分時間を捻出しては楽しみます。
このご本、「自己肯定感」をテーマに連載されていたようです。
確かに、自己肯定感が低いという作者さんが、
自己肯定感の高い祖母に振り回されつつ、
その源を学ぶくだりがあります。
自己肯定感の高さにはそれなりの理由があるのです。
そして、作者さんとともに感嘆するのが、
出発した空港から機内、
連泊したホテルまでの一貫したホスピタリティ。
プロに徹した人々のサービスは気配りと愛にあふれています。
とは言え、飛行機は往復ファーストクラス、
連泊したロンドンのホテルは「一流」、
移動はすべてタクシー、
厳選した観光先には、オリエント急行の乗車や
ミュージカル「オペラ座の怪人」の観劇も!
これだけの資本を投じれば、
おのずとサービスもついてくると思ったりして。
本場で「オペラ座の怪人」にオリエント急行!
最高ですね。
憧れますが、
私はこんな豪華な旅をプレゼントしてもらえる
おばあちゃんにはなれそうもないので、
自分の足で歩けるうちに、
若かりし頃に行ったロンドン、パリ。
もう一度行って街歩きをしたいものです。
もちろん、自費で(* ´艸`)
娘Aのお友達から福岡のお土産。
めんべい?
後味がピリリと辛く、美味しかったそうです^^
娘友、ありがとう\(^o^)/
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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