桐野夏生の毒
先日、お邪魔したみかんさんのブログで、
みかんさんが桐野夏生さんを読んでいらして。
最近、桐野夏生さんの本を読んでないぁ、と。
桐野夏生さん。
言わずと知れた日本を代表する作家さん。
私も何冊か読みましたが、
正直、大変怖い作家さんでもあります。
登場人物に対して情け容赦がなく
最後まで物語がどう転ぶか予想がつきません。
恐ろしいのですが、
それがまた魅力でもある作家さんです。
みかんさんのブログを拝見して
無性に読みたくなりましたが、
桐野氏のご本は読むたびに震えあがり、
速攻で手放してしまうため、
手元に1冊も残っておりません(^^;;;
買いに行くか、借りに行くか、
と思ったところで、思い出しました。
娘たちのところに1冊あるはず。
ありました。
旦那君が娘たちにプレゼントした
「はじめての文学」シリーズの1冊。
キャッチコピー、
キリノの毒にしびれてみる。
まさしく!
桐野先生ご自身が子供たちのために自選した短編6編収録。
1作めの「使ってしまったコインについて」から
性的描写もあり、これは何歳向けなのか?
と思ってしまうあたりが凡庸な母親目線(--;;;
どれもこれも、強烈なエネルギーに満ち満ちた作品ばかりでした。
さすが桐野先生。
短編であっても威力十分。
しかも、ご自身のあとがきがまた凄い。
「毒のない小説なんて、読んだって仕方ないじゃない」
天晴!
そう。
恐怖しながら読む私は知っています。
桐野先生のご本は手放したとしても、
内容自体は絶対に忘れられないものばかり。
「キリノの毒」は残酷であっても真実を孕み、
悲劇であっても輝きを内包しています。
中毒性が半端ない。
やはり長編を読もう、、、。
明日、本屋さんへ行ってみます。
みかんさん、きっかけをありがとうございました\(^o^)/
靴下カバー編めました^^
足りなくなってしまった紫の代わりに
パステル調のピンクを代用。
色違いでもう1足、編み始めました^^
編み物も中毒性あり?
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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