本の選び方と「吉村昭と津村節子」
家に山ほど本があります。
半分以上、私の本。
比較的「手放せる」私。
手元に残っているものは、
・読んでいない
・読んだけれど、もう一度読みたい
本ばかり。
ゆる~く断捨離中ゆえ、
読書も家にある本から読むため、
浮気防止に新刊情報を遮断すればいいのに
本屋さんを見かけるとつい入ってしまい、
スマホを開けば、Googleさんがねじこんでくる
書評やブックランキングを見てしまいます。
更に、ムラゴン村での皆さんが読まれた本。
情報量に溺れつつも
自由に読書が楽しめる環境はありがたいです。
本はできるだけ地元の本屋さんで買いますが、
書評を読んで、「ピピッ」と来たらネットで入手します。
たいてい翌日には届きます。
・本屋さんに行って探す時間
・図書館に行く時間
・図書館で予約して待つ時間
全部省略です。
省略した時間で本を読むイメージです。
読む本を選ぶ時は、
「これが人生最後に読む本だったら」
と思って選びます。
世の中、一寸先は闇。
何があるか分かりませんから。
ということで、
先日、Googleさんにお勧めされ、
瞬間的にポチッた本を読みました。
作家として大成した吉村昭氏と津村節子氏。
2人の新婚時代から、
それぞれが作家として名をなし、
吉村氏逝去に至るまでの夫婦、家族関係、生活状況などが書かれています。
吉村氏、緻密な取材に基づいた作風から、
勝手なイメージとして、
私生活でも頑固一徹、冷静で神経質、
扱いにくい「旦那様」と思っていました。
そういう面がある反面、
情熱的で、若い頃は暴力沙汰の夫婦喧嘩、
突然、爆発的に怒ることもあったとか( ゚Д゚)
一方、家長として家族を守る覚悟は人一倍、
自分が死んだあとの経済状況まで計算して心配します。
奥様もご自分の立身もありながら、
よくぞ支えたと思いました。
吉村氏は闘病中、ご自身で点滴の管を抜き、
「尊厳死」を選ばれた方。
闘病の様子を津村氏は「紅梅」という作品に昇華しました。
「紅梅」持っています。
本棚から発掘してきました。
長年連れ添って、お互いを高め合ったお2人。
次はこれを読みます。
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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