Time is life

毎日笑って過ごします^^

「ロミオとジュリエット」の思い出と手作りのお雛様

娘A、文学部出身です。
本の趣味はしぶく、和洋とも「古典」が好き。
ミステリー、ホラー、ラノベなどなど、まったく読みません。
最近の作家さんを私がおすすめしても
「文章が無理」と返されたりして。
なかなか手強い、こだわりの人です。


その娘、先日、私の本棚を漁って、
「ロミジュリが無い」と言ってきました。


シェークスピア作「ロミオとジュリエット」。
今年5月からミュージカルが上演予定です。
曲を聴いたら読みたくなったと。


一緒に探しましたがありません。
手放した覚えはなく、
シェークスピアは置き場所が決まっています。
誰かに貸したきり戻ってこなかった可能性大です。


こだわりの娘A。
「図書館で訳を確認して借りる」
そうしてください。一件落着です。



ところで、その5月に上演予定の「ロミオとジュリエット」は、
娘Bが初めて生で観たミュージカルと同じ版です。


当時、我が家は空前の「テニミュ」ブーム。
ミュージカル「テニスの王子様」略して「テニミュ」。
私も含めて、女子3人で大はまりしておりました。
「テニミュ」出身の役者さんが
「ロミジュリ」の舞台に出るというので、
娘2人にせがまれ一緒に観に行きました。


フランス発のミュージカルで、日本初演は宝塚。
お衣装も演出も現代風にアレンジされ、
名曲揃いに加えて、ダンサーさんを使ったダンスや群舞も最高!
役者さんたちのパフォーマンスも素晴らしく
観に行けて良かったと思えた舞台でした。


カーテンコール後、
超盛り上がる私と娘Aの横で、
当時、中学1年生だった娘Bは大号泣。
しばらく座席から立てませんでした。


え?
そんなに?
と思ったら、


「死んじゃった。2人とも死んじって、
 生き返らなかった」びえーん!!!


なんと、「ロミジュリ」が悲劇と知らなかったのです。
最後に2人が生き返り、
反省した人々に祝福されハッピーエンドになると思ったのだそう。


「ロミオとジュリエット」は
舞台に限らず、映画、ドラマ、漫画に小説、
様々な分野で原作のまま、もしくはアレンジされて広まっており、
シェークスピアの戯曲を読んでいなくても、
敵対する家に生まれた若い恋人たちの
死によって幕が閉じる悲劇は、
私にとっては「当たり前」の常識。


それを知らずに舞台を観ることができるとは!
なんて羨ましいのーっ!!
と思った出来事でした。


あの時の娘は、
初めてシェークスピアの「ロミジュリ」を観た
当時のロンドン市民と同じ衝撃を味わえたということです。


若いっていいですね。



見つからなかった「ロミジュリ」の代わりに
Aが掘り出して読んでいた本。
いつも持ち歩いている水筒とともに。
この900ml入りの水筒、
100mlごとのメモリの横に時間も書いてあるのです。
その時間までに小分けして飲めよ、ということらしいです。
親切すぎ( ゚Д゚)



今日はお雛様ですね^^
伯母が娘たちに作ってくれた雛人形。
ミニチュアサイズのお顔の芯はマッチ棒だそう。
伯母上、毎年楽しみに飾らせてもらっています♡
ありがとうございます\(^o^)/



ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m