Time is life

毎日笑って過ごします^^

ひな祭りと「ぼっちな食卓」

昨日はお雛様でしたね^^
毎年恒例のちらし寿司を作りました。
家族揃って食べたかったのですが、
帰ってくると言っていた娘Bがなかなか帰宅せず、
待っているうちに旦那君が寝てしまい(--;;;


待ちきれず娘Aと食べ始めたところで
出かけていた娘B、帰宅。
旦那君を起こし、
最終的にはどうにか家族が揃いました。


いつも通り、お米3合分。
今日の朝食までで無くなりました。



マスコットと娘のご飯。



雛人形、飾りっぱなしは娘がヨメにいき遅れる、
という伝説は今でも生きているでしょうか?
我が家は、本日ソッコーで片づけました( ̄▽ ̄)



ところで、家族揃っての食事。
娘たちが大きくなって、
揃わないことの方が多くなりました。


先日読んだ岩村暢子氏の「ぼっちな食卓」、
キューピー株式会社の支援を得て、
同じ家族の食卓を定点観測し、
10年後、20年後の家族の変化を調査したもの。




調査を開始したのが1998年だそう。
様々な家庭が紹介されています。
・母親に朝食をとる習慣がなく家族にも作らない
・料理が嫌いで、ほぼ買い食、外食
・実家との関係が密で食事も実母、義母が支援
・家族の食卓は、楽しく食べるよりも食べ方、マナーを躾ける場
・子供を尊重するため、好みのものを揃え嫌いなものは出さない
・自立を促すため、小学生の頃からお金を渡して各自で買い食させる
などなど


さて、こうした家族の10年後、20年後の姿は?


長期にわたる調査の中で、時代も変化します。
・子供が男だから大事という風習はすたれ
 自分の好きな子だけを贔屓する親が出現。
・子や親の世話は「自分時間を奪う面倒事」で
 自分以外のことに時間を使うのはストレス。
 親たちの好意や善意は自分たちのためではなく
 「彼らが好きだからやってること」と捉える。
・人にあれこれ言われるのは不快であり、
 自分時間は好きなように使いたく、
 実践するより、情報発信する方を重視。
・親からの伝承より、料理はネット検索主流。
 合理的に作り、即食べられる調理法が定着。
 食卓から「ご飯茶碗」「汁椀」「魚のための角皿」などが消える。
・昨今の調査で多く出た言葉は「自己責任」
また、子供の部活やスポーツクラブで指導される
「アスリート食」の台頭などの記述も。


色々色々、衝撃でした。
調査の仕方も、かなり厳しく
写真、アンケート、面談と手間暇をかけ詳細です。
そうしないと、人というのは自分都合で記憶を改ざんするから、と。
その言葉通り、10年後、20年後、
過去を振り返る母親の言葉は事実とは異なったりします。


「共食」が維持できていない家庭は
バラバラに崩壊しているケースが多く、
「共食」の食卓が崩れずに残り、
家族関係が「とても円満」は13.5%
「多少の問題はあるものの円満」は22.5%
と全体からみると少数派に。


円満家庭は、
・妻だけでなく夫が積極的に家事、育児に参加
・様々な問題について、日常的に家族間で話し合う習慣
が見られたと。


「家族」という小さな社会の中でも
調和と平和を維持するためには
全員の協力が必要ということですね。


読んでいて、「うちもこれだわ~」と思う箇所がいくつかありました。
例えば、「休日の昼食を作らない」。
以前は作っていたのですが、
・皆、勝手な時間に起きて
・好きな時間にしか食べず
・私が作ったものよりも簡便なインスタント物を食べ
・作ったものがそのまま残っている!
作るのはやめました。
私は自分の分だけ、朝食時に用意しておき、
(この「自分の分だけ作る」というのも現代人に多いそうです)
家族は各自適当に食べています。


朝夕は作りますが、家族が揃うのを待ったりはしません。
朝は起きた順番、
夜は帰宅した順番に食べる感じです。
週の最初に、娘たちの予定を聞いて
夕食を食べるかどうか確認して作っています。
これも「無駄を嫌う」現代人の傾向だそう。


といった具合に、書かれた内容に対して
「気をつけよう」と思う部分と
「それでよいのでは」と思う部分がありました。


とはいえ、どちらかと言うと
「そんなことになってるの、日本の家庭!」
という思いの方が強かったです。


自分のことだけ考える人ばかりになったら
この先、いったいどうなってしまうのでしょう。


とりあえず、我が家。
季節の行事や誕生日などは大事にしよう。
そして、会話はするように。



娘Aが誕生した時に、実家の両親が買ってくれた親王飾り。
日本橋の人形町へ親子で行って選びました。



娘Bが生まれたときには、
旦那君の実家から申し出があったのですが
飾るところもないので遠慮しました(^^;;;
代わりにと、義母から手作りしたものをいただきました。
木のお雛様は友人からのプレゼントです。
30年以上前。
30年の間に、友人の旦那様はお空の上に旅立ってしまいました(;;)



お雛様たち、来年もよろしくね!



ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m