Time is life

毎日笑って過ごします^^

9.11の記憶がない世代が観た「カムフロムアウェイ」

娘A、同年のお友達と私がお勧めした
ミュージカル「カム フロム アウェイ」へ。
9.11にともなう実話 ミュージカル「カム フロム アウェイ」 - Time is life


娘は1997年生まれ。
お友達は1996年生まれ。
ミュージカルの舞台となったアメリカ同時多発テロが起きたのは2001年。
生まれてはいますが、記憶にはありません。


観劇前に9.11事件を調べていきなねーと伝え
概要は把握して行ったようですが、、、
娘の感想は、
「100満点ではなかった」


・話としては良かった。
・役者さんたちも素晴らしかった。
・歌もお芝居も文句なし!


でも、9.11事件の詳細が語られないため、
9.11を知らず、
また自分が体感した3.11も知らなかったら、
舞台上の人々が呆然自失したり、
右往左往したり、混乱したり、恐怖したりする、
それを我が事のように実感できるのか疑問に思ったそう。


また、
「あれだけのメンバーを揃えたのに
 もったいなかった」とも言っていました。


アップテンポすぎて、
せっかくの歌声に浸る間もなく場面が流れ、
どこもかしこも上手すぎるけれど
1点「ここっ!」という見せ場がなかったと。
「今回は高レベルの役者さんたちだったけど
 例えば偏差値50くらいの
 普通の役者さんたちだったら粗が見えそう」


なるほどー( ゚Д゚)


言われてみれば、
9.11の詳細は語られませんでした。
台詞の中に「あの映像」などと出てきましたが
ニュースなどの映像はなし。
当時の音声なども皆無。


演出として、事件そのものよりも、
未曽有の出来事に遭遇したとき、
人はどう行動するのか、
ということに焦点を当てるため、
9.11の概要をわざと外したとも考えられます。


そうであれば、それは成功し、
娘は3.11の衝撃を思いながら観劇し、
私も3.11や元旦の能登半島地震と重ね合わせて観ました。


ただ、娘曰く、
「そういう経験のない国の人や
 体験していない世代が見たら
 舞台に置いていかれてしまうのでは」と。


ちなみに娘友はハンカチをぐちょぐちょにして泣いていて、
「良いモノ観た」と言っていたそう。
(ミュージカル初心者です)
深く考えず、その場その場のシーンを切り取れば
人としての大事なものを訴える良作。


長く世界で上演され続ける舞台作品は
見終わった直後だけでなく、
歌だったり台詞だったり場面だったりが
ずっとずっと心のどこかに残ります。
「カムフロムアウェイ」はどうでしょう。


娘Bはこれから観劇です。
1999年と2000年生まれの感想も楽しみです^^



旦那君と所用で銀座へ。
帰りに、旦那君リクエストでLIONのビアホールへ寄りました。
1934年にできた現存するビヤホールとしては日本最古の場所とのこと。



建物、国の登録有形文化財だそう。
店内正面の壁画。



夕方早い時間だったのですぐに案内されました。
店内でビールを傾けている方々はほぼ旅行者らしい外国人。
平日ですものね。
16時台にビール飲んでいる呑気な日本人は少数派でした。



ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m