Time is life

毎日笑って過ごします^^

恐怖の室内カメラ

所用で訪れた家電量販店、世相を反映して防犯カメラや室内カメラのコーナーが前面に。


通り過ぎただけなのですが、室内カメラの中に以前お客様宅に設置されていたものと同じカメラがあり、当時の緊張感を思い出して心臓がバクバクになってしまいました(ーー;;;


訪問介護、サービスはほとんどがお客様宅で行われます。
当時から室内カメラを設置しているお宅が一定数いらっしゃいました。
年々、性能が良くなって小型化しているので、「ここにカメラをつけています」と事前に教えていただいても、どこにあるのか分からない場合もありました。


もちろん、事前に教えてくださるお客様ばかりではありません。
私たちもいちいち「カメラはありますか」などとは聞きません。
あっても無くてもサービスの質に変わりはありませんし、カメラで見られて困ることをしているわけでもありません。


心臓バクバクのお宅、寝たきりのお客様のベッドに合わせてカメラを設置されていました。
ヘルパーのサービスがすべて見える位置です。
サービスをしているとカメラのレンズがこちらを見ているのが嫌でも分かる真正面。


そして、サービス後、別宅にいらっしゃるご家族から担当の私に電話が入ります。
主にヘルパーのサービスについて。
排泄介助のやり方、食事介助のペース、声掛けの良しあし、、、。
おっしゃっていることは全て正論で口調も感情的ではなく理路整然。
担当としては謝罪し、「注意します」とか「直すようにします」と言うしかないという内容です。


ヘルパーも複数人入ると、それぞれの個性が出ます。
何事も器用にさらりとこなせたり、お客様の機嫌に合わせて臨機応変にサービスの内容を変えることができる人もいれば、声掛けはうまいけれど排せつ介助が少し苦手で時間をかけないとできないとか、真面目すぎてどんなときでも愚直に決められた手順通りにサービスをこなそうとするとか。


それを均一化するために研修や同行して指導などを入れるのですが、、、。


私自身も何度もサービスに入りましたが、目の前に自分をじっと見つめるカメラがあるだけでものすごく緊張しました。


お客様から「〇曜日のヘルパーを交代してください」と言われること数回。
ヘルパーさんから「あそこのお宅にはもう入りたくない」と言われること数回。
それでも「行きます」と言ってくれるヘルパーさんがいたのと、
上司が「こちらから断ってもいいから無理せずに」と言ってくれたので頑張れました。


お客様がご逝去されサービスは終了となりましたが、正直、お客様の印象よりもカメラ(の向こうの視線、、、)の印象の方が強いサービスとなってしまいました。


実家にカメラを入れるとしたら?
メーカーさんには申し訳ないですが、あのカメラだけは選びたくないです(ーー;;;
そして、私は両親の安否確認のためだけにカメラを使いたいです、、、。



こちら地方、今日は晴れました^^
昨日の雪は幻のように消えてなくなりました(^^;;;



ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m