お片付けと「幻夏」
日々、ゆる~くお片付け中です。
主に私物。
始めたきっかけは乳がんが見つかり思いがけず離職したからです。
見つかった腫瘍が悪性と診断されたときは、
ショックを受けるよりも「やっぱり」と思いました。
残業必須のフルタイムの仕事、ワンオペの家事、切れない人付き合い。
クタクタだったので、正直「これで休める」と思いました(^^;;; バカですね~
手術後も、放射線治療、抗がん剤治療と病院通いは続きましたが、
自分の時間はできました^^
そして、「遠いいつか」と思っていたこの世からの旅立ちが、
案外すぐそこなのかも、というのも実感しました(^-^;;;
見渡せば家のあちこちに私物が!
本、DVD、CD、フィギュアスケートの美しい雑誌や写真集たち!!
自分で始末していこうと思って端から片づけ始めました。
とは言え、もう疲れたくないですから( ̄▽ ̄)
無理をせずに、1日1アイテム。
本や雑誌は読んでから、DVDやCDは視聴してから、
欲しいという方にお譲りしています。
そして、先日!
いつもお邪魔しているしゃんさんのブログに積読にしていた本の紹介がΣ(・ω・ノ)ノ!
しゃんさん、貼り付けさせていただきました^^ ありがとうございましたm(_ _)m
太田愛先生の「幻夏」。
- 幻夏 (角川文庫)
- KADOKAWA
- Digital Ebook Purchas
ずっと積読にはしていたのですが、忘れてはいない(^^;;;
気になっている本だったのです。
だったら早く読めよ~という感じですが、これがなかなか、、、(--;;;
作者の太田愛先生、人気ドラマ「相棒」の脚本なども手掛ける方です。
「幻夏」は3部作の2作目で、1作目の「犯罪」を読んだときに迷わず購入しました。
3作目の「天上の葦」も持っています。
1作目の「犯罪」は企業や財界、政界の暗部をからませ、
むちゃくちゃ面白かったのですが、読むのに気力も体力も使いました。
単なるミステリーにとどまらない社会問題が盛り込まれ、テーマも重い。
きっと2作目もそうだろうと思うと、なかなか手が出ず、、、。
そこへしゃんさんの記事です!
涙が止まらなかったと。
これは読むしかありません!!
読みました。同じく涙止まらず(;;)
元最高検察庁幹部の孫娘が誘拐され、
現場に23年前の小学生失踪事件と同じ「// =|」の記号が残される。
同じ頃、23年前に行方不明になった息子を探してほしいという依頼が、、、。
前作は大企業の腐敗に切り込んだ太田先生。
今回は真っ向から警察、検察、司法の「闇」に迫ります。
1つ真実に近づくと別の謎が浮かびあがる。
権力を持つ大きな組織も分解すれば1人1人の人間の集合体。
誰か1人でも大きな流れに飲み込まれず耳を傾け真実を見据える目を持っていたら。
「あの家族」に小さな悪意を向けた人たちの誰か1人でも、
善意とまでいかなくても、せめて何も言わずにそっとしておいてくれたら。
家族を飲み込んだむごすぎる運命は変わっていたかもしれません。
全力を尽くした主人公たちに残された命があったことが救いでした。
しゃんさん、背中を押してくださりありがとうございましたm(_ _)m
お陰様で読めました! やはり読み応え十分の力作でした!!
次の「天上の葦」はまた一休みしてからにします、、、(;´∀`)
ページ数、「幻夏」の倍あります、、、。全身鳥肌ですって、、、。
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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