「マダムたちのルームシェア」の世界は可能か
ムラゴン村でも何人かの方たちが取り上げていた人気の漫画。
seko kosekoさんの「マダムたちのルームシェア」。
1巻だけですが、読むことができました^^
- マダムたちのルームシェア
- KADOKAWA
- Digital Ebook Purchas
話の中身から察するに、
・ずっと独身
・子連れで離婚して子が独立
・子が独立後に夫が逝去
という女性3人が一つ屋根の下で一緒に生活しているお話です。
おそらく年齢は60歳目前で、2人が現役フルタイム勤務。
古くからの友人でお互いの性格や性癖を知り尽くし、
共通の思い出がたくさんあります。
もともとツィッターであげていた漫画のようで、
1ページずつのコマ割りが大きく絵もシンプルで読みやすかったです。
それぞれのエピソードも明るく温かくてポジティブ。
友人たちとの理想的な形と言えるものばかり。
うっとりしながら読みました^^
そう、うっとり。
これは、一種の「ファンタジー」というのが正直な感想です。
1巻では現実の生活では避けて通れないリアル部分はノータッチでした。
シェアしている家はしっかり者のマダムの自宅らしいですが、
転がり込んだ2人の家賃はどうしているのか、とか、
食費は?
光熱費は?
日々の食事は担当制?
などなど。
お互いがよほど成熟した「大人」で「余裕」がない限り、
こんなには上手くいかないのではないかと。
仲の良い友人たちと、
「老後は近くに住みたいね」と話すことはあっても、
「一緒に住みたいね」と言うことはありません。
やはり遠慮とか、気遣いとか、距離感とか、
これから切実になっていくであろう「老い」とか。
リアルなところでは経済的なこととか。
仲が良いからこそずっと一緒にいたい、ではなく、
今の関係を壊したくないから、今の距離感でいたいと思います。
作者さん、
「自分が素敵だなと思うマダムを描いていた」とありました。
確かにとても素敵な関係でした。
今のリアル友達との素敵な関係を壊さないためにも、
以前にも書いたことがある「友だち近居」が私的には理想です^^
老後は友人たちと?? - Time is life
「マダムたちのルームシェア」、
2巻も発売され、ツイッターでも新しいお話が公開されています。
このままファンタジーでいくのか。
それとも新しい展開が待っているのか。
続きも読んでみたいと思います^^
友たちから。
山口のお土産と、銀座で買ったというカヌレ。
2人ともありがとう\(^o^)/ ご馳走様♡
ここまでお付き合いくださった方、いつも来てくださる方もありがとうございましたm(_ _)m
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